レバノン情勢関連 イスラエル軍がレバノンにクラスター弾攻撃!日本も所持!!

 イスラエルレバノンに対し、クラスター爆弾を投下しているようです。クラスター爆弾と言えば、イラク戦争のときにも使われたものですが、爆弾の中に小型の爆弾が多数入っていて、それが展開して広範囲に攻撃するものです。その子爆弾が不発弾となる場合が多く、戦争後も地雷のように、住民に危害を加える存在になることから、「非人道的兵器」として非難されているものです。それをイスラエルは、宣戦布告も何もしていない国に対して発射しているのです。つまりは、敵対するイスラム原理主義組織ヒズボラを掃討するためには、不特定多数のレバノン国民を殺戮しても正当化できる、と判断しているのです。そんな国家に対して、アメリカは支持を表明しています。アメリカならまあやりかねないんですが、その動きを他国が全く制御できていないのも、よりイスラエルアメリカを増長させているように思えてなりません。アメリカとしては、イスラム原理主義組織を攻撃することは「正義」なので、盟友のイスラエルを抑えること自体がナンセンスだと映っているはず。が、そんな動きを止められない諸外国は、もはや無力と言っていいでしょう。
 このまま、アラブはイスラエルが恐怖政治をして、世界はアメリカの言いなりになる、そんな時代がやってくるのかもしれません。それだけに、現在イスラエル軍を泥沼の戦争に引きずり込もうとしているヒズボラには、むしろエールを送りたい気持ちもあります。強者が弱者を虐げるのはもうたくさんです。パレスチナ問題と含めて、イスラエルはおそらく、アメリカと同じく、クビを突っ込みすぎたが故の底なし沼に沈んでいく気がしています。
 
 それはそうと、日本がそのクラスター爆弾を所持しているらしいのです。
 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060728-00000057-mai-int

 個人的には、むしろこっちのほうがビックリです。一体何のために?! 自衛隊って、国防だけの組織じゃなかったんですかねえ?