吉野家大盛況で、どうなる米国産牛肉&牛丼業界?!
これで気になるのが、米国産牛肉の動向と牛丼業界です。
吉野家の盛況ぶりで、消費者の米国産牛肉への不信感がどのくらいかを見極めたかった小売店では、まず好感触だったでしょう。焼肉業界なんかもガッツポーズかもしれませんね。これを受けて、米国産牛肉の輸入量が増えることは間違い無さそうです。ただ、僕みたいに「吉野家だけは別物」と考える人も多いとは思うので、これで消費が急拡大するとは思えないのですが。でも実際に食べた人は、国民の1%、100万人いるわけですから(完売したと推定して)、毛嫌いしてるだけの人は米国産も買うんじゃないかと思います。
ただ、豪州産も美味しくはなってます。以前は牧草飼育だったので脂の乗りが悪かったようですが、穀物飼育で脂の乗りが良くなり、スーパーで安く売られている豪州産の焼肉なんかも美味しいのがありますからね。これからは味の競争になるかもしれません。
問題は牛丼業界です。すき家が豪州産でいち早く牛丼再開に踏み切った関係で業績は急上昇。吉野家はジリ貧に陥ったわけですが、吉野家が定食路線に替えてからは業績も持ち直し、牛丼再開まで経営体力を落とさずに持って来ました。
これからどうなるのか?は、明日以降に。