秋の新ドラマ 初回視聴率出揃う!

 松たか子藤田まことと言う、特殊なキャスティングで話題をさらおうとした「役者魂!」は、11.4%と大コケ! 特に同時間帯に強い番組も無かったことから、大失敗に終りそうな予感です。まあ、キャスティングに重視しすぎたドラマって、最近は低迷する傾向が多いんですよね。どちらかと言えば、内容に重きを置いたドラマのほうがウケる傾向にあると思います。
 キャスティング重視の「役者魂!」「たったひとつの恋」が低調なスタートに終る中、役者のネームバリュー的には劣る「14歳の母」「のだめカンタービレ」が好調な滑り出しを見せたのが印象的です。特に「のだめ…」は、月9でありながら、月9としては地味すぎるキャスティングとして前評判は低かったのですが、初回視聴率は18.2%となかなか。既に「サプリ」を上回っていることを考えると、この時点で成功と言っても過言ではありません。「サプリ」越えを果たせば、このドラマは成功です。主演の上野樹里にとっては、かなりの追い風になっていると思います。
 初回19%台と、いい滑り出しをした「僕の歩く道」「14才の母」は、2回目は共に16%台に。ただここからでしょう。本当に内容が良ければ、すぐに20%台も見えてくると思いますし、悪ければこのまま下がっていくだけでしょうしね。
 逆に前途多難なのが「たったひとつの恋」です。初回12.8%とかなり悲惨な数字だったのですが、これは前に書いたとおり、フジテレビが「踊る」シリーズの映画をぶつけてきたこと。「サプリ」の視聴率が悪かったことを根に持ったのか、亀梨君潰しをかけてきたものと思われます。その証拠に、今週は同時間帯に「容疑者 室井慎次」をぶつけてきました。2回目の視聴率が気になるところですが、露骨なフジの攻撃も醜いなあ、と思いましたw
 ちょっと話はそれますが、今日の「みなさんのおかげでした」のゲストに、草なぎ剛が出てました。…ご存知のとおり、「どっちの料理ショー」のメインパネラーだったわけですし、このシチュはありえなかったわけです。が、新番組から草なぎが下ろされた(下ろした?)とわかるや否やこれですから、フジの日テレに対する思いは強烈だな、と思いました。新番組に替わりに入ったのが、吉本の藤井隆ですから、それも気に食わなかったのかなあ?と。
 汚い世界ですねw