日本シリーズ、日本ハムが4連勝で日本一!!

 今日も日本ハムが勝って日本一になりました。新庄は号泣してましたね。
 しかし、今日の勝負の分かれ目は…金子のスクイズだったでしょうか? 高校野球でもあまり成功したところを見たことの無い、三塁ランナーを走らせてのガチのスクイズ! 外角低めに逃げていくスライダーを、執念で当てたあの1点が、川上の、中日の最後の力を失わせたように思いました。今年日本ハムが躍進した、バントで1点を取りに言ったあの姿勢が、最後の最後も勝負を分けたように思いました。中日が、バント職人川相の最後のバントを得点に生かせなかったのとは対照的でしたしね。
 それにしても、日本ハムはこの4連勝、勝つごとに中日との力の差を広げていったような勝ちっぷりだったように思いました。継投はほぼすべて成功し、最低限の得点を挙げ、そして最後の2戦は終盤で突き放すパワーも見せましたね。
 対照的だったのは中日。継投策は裏目に出ることが多く、最低限の得点を挙げることも出来ず、打つべき選手が打てない。日ハムの選手が、失敗を恐れずに伸び伸びとプレーしているのに対して、中日の選手は何かマイナス志向だったようにも思いました。
 これは、落合監督の限界なのかもしれませんね。落合監督はシリーズ前に「ウチはシーズンどおりの戦いしか出来ない」と言ってました。それはそのとおりだと思います。シーズン中であれば、同一チームとの戦いは3試合しか続かないわけで、多くても3連敗までなのですが、日本シリーズでは4つ5つと続き、途中で流れを変えなければならない場面がどうしても出てきます。が、落合竜の戦い方では、そこで奇策をぶつけることが出来ないんですよね。勝っているときは良いんですが、負けが込んでくると流れを変える策が無かったですよね。選手個々人の力に期待するしかないのですが、その選手が相手の勢いに呑まれてしまっては、もうどうすることも出来ませんでした。
 もちろん、落合監督の手腕は非常に優れているのですが、短期決戦には向かない気がしました。もちろん、日本ハムが負けていれば逆のことが言えたと思うのですが、ただ日本ハムにはムードメーカーがたくさんいて、常に誰かが盛り上げようとしていたように思います。中日にはそれが無かったような…。昨年の阪神とロッテも同じような感じでしたし、セリーグはちょっと、優等生過ぎるのかなあ…。
 セとパの気風の違いが、このところの日本シリーズを分けている気もしました。
 
 ともかく、北海道日本ハムファイターズ、日本一おめでとうございました! 強かったですし、とにかく面白い試合をしてくれました!!