秋ドラマ、成功or失敗は?

 秋ドラマがすべて終了しました。終ってみれば、「Dr・コトー診療所2006」の一人勝ちだったような気もしますが、「のだめカンタービレ」や「僕の歩く道」「14歳の母」も、平均視聴率が18%超えを記録するなどまずまずでした。しかしながら、「僕歩」「14歳」は、共に20%超えを狙った気がします。特に「14歳」は、後半2回の視聴率こそ20%超えをしましたが、同じ日テレ系ドラマだった「女王の教室」の話題性までは届かなかったかな?という感じだったかと思います。
 それにしても、その他のドラマは軒並みコケましたね。特に、キャストのネームバリューに頼った作品が大コケした感がありました。
 一番コケたのは「役者魂!」でしょう。松たか子藤田まことと言う異色のキャスティングだったのですが、視聴率は平均で10%割れと散々。前クールの「ダンドリ」とそう変わらない視聴率しか記録できず、非常に厳しいものになりました。どうも、芸能界や劇団モノってのが当たらないのか、キャストで見る人が減っているのか…。
 「家族〜妻の不在・夫の存在」も、キャストの割には、平均で12%に届かずに苦戦しました。竹野内豊と渡哲也と言う異色のキャスティングだったわけですが。見た感じ、離婚だなんだでゴタゴタしているだけの、盛り上がりに欠ける地味な内容だったのが敗因では無いかと思いました。あの内容では毎週見ようとは思いませんでしたからねえ。
 やはり、内容的に目新しいものや、丁寧に作られているもの、そして暗いだけじゃない、明るい内容のある話が好まれている感じもしますね。現代の舞台にあったものとか。
 次回クールでは何が当たって外れるか? 年明けにも予想したいと思います。