ダウンタウン松本、映画は成功するか?

 ダウンタウン松本人志が、初の映画監督に挑戦するみたいですね。タイトルは「大日本人」。内容は未定ですが、早くも北野武監督を意識した発言をするなど、志は高いみたいです。
 しかしながら、松ちゃんはポスト北野武に近い人物ではあると思ってます。笑いの創造性が凄いですからね。また、カリスマ性というところや、軍団を結成しているところ(松ちゃんはそこまでではありませんが、芸人たちとの交流は多いようなので)など、少なからず共通点もあります。
 島田紳介漫才コンビを解散するキッカケになったのがダウンタウン(松ちゃんのテンポの遅いボケだった)と言うのは有名な話ですが、漫才だけではなく、企画するコントやトークなどでもその才能は遺憾なく発揮されています。セルDVDランキングで、ダウンタウンや松ちゃん関連のものが入っていない週は無いというくらいに凄い売り上げを記録しているわけです。その、笑いへの支持者はかなり多いと言うことを意味しています。
 吉本のバックアップ体制も凄いです。「遺書」などの著書を出すのにバックアップしたり、おっさんを題材にした松本企画のDVDを出したり、食玩のようなシリーズものを出したり、今回の映画監督の話もまとめたり…と、相当な期待をかけていることがわかります。実務的な、吉本の次世代の幹部候補生なんだと思います。
 ただ、当の松ちゃん自身は…かなりムラがありますからねえ。仕事が面倒だと思ったら、とにかく投げやりなことしかやりませんしね…。北野武氏のように、毎回評価の高い作品を作れるかどうかは、かなり厳しいとは思ってます。が、今回はモチベーションも高そうですし、見てみたいなあと思ってます。