豪、リサイクル下水を飲用に。

 リサイクル下水、飲むしかない…干ばつ豪、08年から
 ついに、こういう時代が来たか、と言う感じです。世界的に見れば、水不足は明らかです。もちろん、真水の、ですが。中国の内陸部では、毎年黄砂が来る=乾燥が進んでいると言うことで、もの凄いスピードで砂漠化が進んでいるらしいです。で、まだ人間が住んで灌漑を行うようであれば食い止められるのですが、砂嵐などで人が去り、打ち捨てられる村が爆発的に増えているようで、全く食い止められていないようなのです。
 ロシアの湖でも、例えばアラル海などは、沿岸の地域は塩害に悩まされているらしいです。湖の塩分もキツ過ぎで、漁業も出来ないとか…。
 日本でもたまに起こりますが、外国のそれは遥かに深刻です。雨が降らない地域には、本当に全く降らないみたいですからね。
 それに、温暖化も影響しています。アルプスの氷河が溶け、地表が保っていた水がどんどん海水化しています。気温の上昇で、湖などの水分が蒸発する度合いも加速度的に高まっています。それに、雨が降っても森が少なくなっているので、地表が貯水できる水分も減っています。
 打開策は、海水を真水に変えて使う、と言うことと、下水として出る真水を再利用する…くらいなわけです。今の下水処理は、魚が棲めるくらいのところまで高まっているようですので、後者のほうが現実的なのかもしれません。費用も安いでしょうし。
 反発は出るでしょうが、これは今の流れからすれば、致し方ないことかもしれません。人間は、真水が無ければ生きていけないような、儚い生き物なのですから。