ヤマダ電機問題をめぐる、読売新聞VS週刊文春

http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/media/story/20070315jcast200726204/
 うちの家は、何故かずっと読売新聞をとってます。巨人ファンではありませんが。
 でも、某朝日とかに比べると捏造割合は少ないですし、記事の文章レベルを見ても、某朝日よりは全然ちゃんとした文章を書いています。記事の内容も、恣意的なものは少なくて酷い偏りを感じず「バランスの良い新聞だなあ」と、最近は再認識していました。
 で、今回の問題となった、『ヤマダ電機追及キャンペーン』(ヘルパーと呼ばれる各家電メーカーから来た販売員に、他社の商品を説明させるなどの正社員並みの仕事をさせていた)の記事がありました。この連載は社会面に定期的に掲載され、松下などの偽装請負の問題と並ぶ労働問題として、結構センセーショナルに書かれていました。連載は好評だったと言うことも書かれていたので、関心も高かったんでしょう。でも、その連載はいつからか、全く書かれなくなりました。そして、文春が読売追求記事を書いたわけです。
 読売側は反発していますが、文春側の掴んだ証拠や、読売がその後、この連載を再開していないことなどを考えると、そうしたことが行われた可能性は極めて高いです。
 これは、ヤマダ電機にとっては非常なイメージダウンになります。要は、家電業界トップの地位を利用して、ヘルパーに対してそのような違法行為をさせていたことが明るみに出ただけではなく、読売新聞に対しても、事を大きくさせないようにと圧力を掛けたことになりますからね。実際に読売は、東京本社から、記事を書いていた大阪のほうへ「連載を止めるよう」圧力を掛けたようですから…。新聞の折込チラシとしてヤマダは、週2回以上入れていましたからね。つまり、折込チラシの広告料が入って来なくなれば、全国的に広告料の減収となり、読売本社としても痛手なわけですし。そういう立場を悪用したとも考えられます。
 ただ、読売の姿勢も問題です。1企業の圧力に屈するようであれば、ジャーナリズムとしては失格です。連載を辞めた理由などを、読売は読者に対して説明する責任はあると思います。
 問題となったヤマダ電機のLABI1なんば店ですが、ポイントは高くつきますしイイですよ。やや駅から離れすぎていて不便なのですが…。