Vistaは重い? 軽い?

 今日、本屋で「Vista検証」みたいな記事を読んでました。
 概ねの内容はこんな感じです。
 
◎デスクトップなどの表示は高速に(軽く)なっている
◎PCに異常があった場合でも簡単に修復できる

×スペックの低いPCでは、Vistaの快適になる機能が使えない
×Vista自体のバージョンが4種類あって、Home2種ではPC修復機能が使えない
×高い
×既存のアプリケーションが使えないケースが多い

 と言う感じでしょうか。
 デスクトップなど、ウインドウやアイコンの表示が速くなっているのは、VistaはCPUではなくグラフィックメモリから表示しているからだそうです。XPまでだと、CPUを経由して処理しているために、表示にかなりの差が出るみたいですね。ただし、グラフィックメモリがオンボード(通常のメモリを代替として使っている)の場合、通常のメモリに処理が回されるため、メモリに余裕が無ければ処理が大幅に遅くなるようです。普通でも、メモリは1GBは必要みたいですから。
 PCの修復が簡単に出来る、と言うのは、従来ならリカバリソフトなど大掛かりな修復作業が必要でしたが、Vistaでは異常が起こる前の状態に戻すことが容易に出来るようです。これは楽ですね、たぶん。一番の売りかもしれません。
 
 悪い点では、前述のメモリが足りない場合は、デスクトップやウインドウの開くのにもかなり時間が掛かるなど、PCの動作そのものがかなり遅くなってしまいます。Vistaの機能を一部しか利用できないみたいなので。
 Vistaは、Home2種類に、ビジネスとアルティメットの計4種類あって、どれを使っていいのかが分からない点、そして、上位OSになればなるほど高いってことです。
 そして一番大きいのは、既存のアプリケーションは動かないか、無理やり動いても動作が不安定だったりする点ですね。ゲームも多くが対応未定なので、ゲームをメインに考えている人にはお勧めは出来ないかもです。
 
 …良し悪しですねえ。修復機能は非常に魅力的ですが、それ以外は微妙です。まあ、僕はしばらくXPで行こうと思ってますが。