「汀」ひでさんは商業作家になっていたのか…

 今頃知りました。すげー。
 ひでさんと言えば、ウチより先に「汀」と言う、CLANNAD汐編アフター・杏と朋也がくっ付く話を書かれていた方で、CLANNAD SS業界では知らない人はいないくらいに超有名な方でした。あまりに「岡崎家」とシチュが似ていたためにずっと読むのを先送りしていたら、いつの間にか閉鎖に…orz 結局読む機会はありませんでしたが、ウチなんかとは比べ物にならないほどの支持を集めていて、ある意味「目標」の人ではありました。その「汀」を同人誌化(漫画化)したものを、イベントで買って読んだことがあったのですが、「同人誌である」ことの手作り感や、ストーリーのオリジナリティとか、作者との距離の近さなんかを感じられるかなり良い作品でした。そのことをこのブログに書いたところ、ひでさん本人からコメントをカキコしてもらったことも…。向こうも、僕の存在を知っていてくれていたみたいなので、何だか嬉しかった記憶があります。
 そんなひでさんは、今は「仁木英之(仁木 英之)」と言う名前で、商業作家デビューしています。ちゃんとした小説家として、なんですよね。どうも、第12回学研歴史群像大賞最優秀賞と、『僕僕先生』で18回日本ファンタジーノベル大賞大賞を受賞されたそうなのです。『僕僕先生』は、Amazonのレビューを見てもかなり評価が高い作品で、一度読んでみたい作品ですね。
 ちなみにこの「日本ファンタジーノベル大賞」は、ご存知かもしれませんが、涼元悠一氏が「青猫の街」で優秀賞を取った賞でもあります。ひでさん、実はもう、涼元さんより上行っちゃってるよ?! 素晴らしいです。全然違う次元に行っちゃってます。
 それにしても、こうやって同人SS作家さんが、商業作家としてデビューしているのを見ると、何だか誇りにさえ思いますね。二次SS書きでも、世間に認められる人が出てくるんだ、と。まあ、ひでさんの文章はかなり独特だったので、ある意味で「型にはまらない」ものが逆に受け入れられた可能性はあります。ので、僕ら一般の同人SS書きの多くが認められる…なんてことはまずあり得ないでしょう。けれど、何かやる気にはなりましたw
 ひでさんこと仁木英之氏の今後の活躍を祈りつつ、僕らも頑張らないと!

仁木英之さんのブログはこちら。
http://ameblo.jp/lhasa465/