リトルバスターズ、シナリオ以外の部分で気がついたこと。

 メモ程度なので、どうでもいい方はスルーしてください。


 まず「OP曲が格好良い」ですね。CGをあれだけ大放出〜してるのはどうかと思いますが(クドで言えば、7割くらいは出てしまっていたんじゃないかと…。それでも致命的なネタバレにはなっていませんでしたけど)、曲の格好よさはありましたね。
 アレンジも変わってたなあ、と思ったら、やはり「戸越まごめ」さんの名前はありませんでした。本当に、メインメンバーから消えたんだなあ、と。BGMも、知らない名前やアレンジアルバムで見たことのある名前が並んでましたし。戸越氏の離脱は本当に痛いです。あの超名曲「小さなてのひら」の編曲者ですからね。

 このゲームから大きく変わった部分としては、「声がついた」と言うところでしょうか? しかしこれは、危惧していた通りの印象になりつつあります。
 声がついたと言うことは、それまでは「読む」一辺倒だった作業に「聴く」と言う行為が生まれるわけです。1つには、「声を聴く」ために、「音楽を聴く」と言う作業が薄れてしまい、音楽を堪能しにくくなっているように思います。もう1つには、声が無ければ、そのキャラのセリフを書く「文章力」だけが問われれば良かったのが、声がつくことにより、「会話文として自然なセリフかどうか?」と言う部分が目立つと同時に、声優さんへの依存度が高まってしまう結果にもなっているんじゃないかって思うわけです。
 つまりは、声優さんの演技力次第で、そのゲームの印象が根本から変わってしまう危険性を孕んでいると思うのです。
 
 個人的に、「シンフォニック=レイン」は色んな意味でよく出来たゲームだったと思います。伏線の張り方が上手いというライターの技量もさることながら、惜しげもなく実力のある声優さんを起用し、声(歌含む)による演出や効果を存分に生かした内容だったと思うわけです。
 「キミキス」なんかも、声優さんで押し上げた感がありますよね。正直シナリオは酷いもんでしたが、声優さんの演技力で相当なプラスアルファを生んだと思っています。
 リトバスでは…どうでしょう? 緑川光氏はさすがだな、と思いますが、今のところはそのくらいですね…。やや物足りないような。
 
 まあでも「わふー」は良いです。とても良いです。あれは脳内に麻薬として効きます。何度聴いても甘美な響きでしたからねえw 「わふー=和風?」と思った僕はバカですか? ええバカですとも!!