リトルバスターズ!〜今までのKey作品との大きな違いは?

 SSに苦戦しているりきおです。
 その言い訳ではありませんが、今までのKey作品と比べて大きく異なる部分を挙げていきたいと思います。


 やはり、主人公の性格が違うってことですね。ただこれは、発売前から明かされていたことだったので、最初は戸惑いましたが、徐々に慣れていったように思います。まあしかしながら、主人公に人を惹きつける力みたいなものがあって、自然とヒロインたち(恭介など野郎どもも含むw)が集まってくるってのは、実は今までの主人公たちと一緒なんですよね。まあ、ギャルゲーとして都合のいい設定だから、ってのはあると思いますけど。でも、今回の理樹にせよ、女性陣から人気があるわけは何となくわかります。
 しかし、何より違うのは、メインヒロインである鈴の存在でしょうか。メインヒロインっぽくないと言われればそれまでなんですが。今までのKey(麻枝さん)のメインヒロインって、MOON.の郁未にしろ(彼女はヒロインと言うか、主人公を兼任しているんですけどw)、ONEの瑞佳にせよ、Kanonの佐祐理にせよ、AIR観鈴にせよ、CLANNADの渚にせよ、智代アフターの智代にせよ、割と生活力があったり、家庭的な一面を持つキャラが多いんですよね。特に瑞佳〜観鈴〜渚のラインは、麻枝さんが考える正統派ヒロインの典型例と言えるかもしれません。
 それが、今回のリトバスでは、麻枝さんお得意の、子どもっぽいキャラをヒロインに持ってきたわけです。MOON.やAIRでは誰が麻枝さんキャラなのかわからないので割愛しますが、ONEなら繭、Kanonの真琴や舞、CLANNADでは風子や汐など、メインにはなり得ないキャラを、敢えてメインに持ってきた。その辺に冒険心というか意図を感じるんですよね。
 シナリオや設定に不満が無いわけではありませんが、麻枝さんがより書きやすい設定で書いたのかなあ?と言うのが素直な印象です。しかし、1キャラだけだったのは重ね重ね残念です。