エロ同人誌に求めるもの
エロ同人誌愛好家です。
ただ、エロ同人誌を買う基準って色々とあると思うんですが、個人的にはかなり明確にしています。
例えば、本当に好きなジャンルのエロ同人誌ってのはほとんど買いません。僕なら鍵系ですが、鍵系のエロ同人誌なんて年間で2,3冊買ったら良い方。むしろ、その10倍くらいの数の全年齢向けの同人誌を買うくらいです。
と言うのも、好きなジャンルのエロって、どうも別の人間に犯されている感じがしてイヤなんですよね(汗。まあそれだけではありません。
同人誌ってそもそも、それほど厚くありません。むしろ薄い=ページ数が少ない。その関係で、その中に詰め込める内容は限られています。それでエロの場合、どうしてもエロがメインになってしまうわけで、それ以外の要素がおざなりになってしまっている本をよく見ます。
個人的に、好きなジャンルの同人誌には、どうしてもエロ以外の部分を求めてしまうんですよ。作者の原作への愛だとか考察、キャラの使い方、そしてそれらを面白い方向へと描いているか? そっちがより重要かつ、自分の中での「面白い同人誌」で、エロは決してメインじゃない。なので、好きなジャンルのエロ同人誌を買うのは、お話としても面白かったり、エロ以外の部分に見所があるもの、そして必然性のあるエロだったりだとか、そんな同人誌だけなんです。ですから、それに合致するKey系同人誌は、年間で2,3冊しか無い…ということです。そうやって選んで買ったエロ同人誌でも、健全な同人誌ほどは何度も読まないですし。
しかし好きなジャンル以外のエロ同人誌は、コミケの度に20〜40冊くらい買ってます。いや、たまたま好きなジャンル以外になっているだけなのかもしれませんが。
そうやって買う同人誌は、本当に「エロ」目的です。つまり、使える(実用的)かどうか? そこだけです。ややマニアックな嗜好を持っているので、原作が何であれ、そんな嗜好を満たしてくれる作品を書いてくれるサークルさんが、同人誌を買う基準になっています。
要は、エロに対してプロフェッショナルかどうか? いやまあ同人誌だからプロじゃないような気がしますが、少なくとも商業エロレベル、あるいは商業では見られないようなマニアックなものだったりハードなものだったりってのを求めてしまいます。つまりは、絵が上手かろうが「エロく」なければ意味がありません。そして、嗜好から離れていくサークルさんもあったりするので、買う本の数は年々減少しています。
最初の話に戻りますが、本当に好きなジャンルでエロをやっている同人誌って、絵は上手いものも結構多いのですが、エロに関しては実用レベルに達しているものが本当に少ない。僕がマニアックなものを求めているからとも言えますが、客観的に見ていても、エロとしては中途半端に見えました。それに、作品愛が感じられるかと言えば、それも微妙だったり。
ですので、エロを描くのであれば、とことんエロを追求するか、あるいは作品愛を示したり必然性のあるエロを描いて欲しい!と思うのです。安易なエロ同人誌が多い気がしますが、そういうものは求めていません。純粋な原作愛か、エロを極めんとする気概か。僕だけかもしれませんけど、どうせエロ同人誌を作るのであれば、そういうのをお願いしたいと思う次第ですw