万人向けの記事など存在するのだろうか?

 ブログへのコメントなどに、色々と書かれたりします。
 とりあえずここですね。

相変わらずこの人はよく調べもせず考えもせずに思いつきだけで物事を語るなあ。

http://suzukindoki.blog18.fc2.com/blog-entry-537.html

 こんな感じで。この人の場合、ちゃんと自分のブログで、かつトラバまで送ってくれているので、かなり良心的と言うか、2chとかで好き勝手書いてくれている人に比べると、ちゃんと読まなければなあ、という気持ちにさせてくれます。

 この記事についてですが、まあもちろん、そうした考えが無いわけではありません。しょせん僕の書く記事なんぞ「思いつき」が発端ですし、自分が書いた記事に貰ったコメントなどに賛同したり、思うことがあって、更に発展させた形での記事を書いたりするわけですから、思慮が浅いと言われても仕方の無い面はあるでしょう。
 ただ、そもそも万人が納得するような記事なんて書けるものでしょうか? それに、自分の思いを万人がわかってくれる!と思って書く人がどれほどいるでしょうか?
 人間、それぞれ価値観の違いや環境の違いがあります。だから、ある人が当たり前だと考えていても、別の人には当たり前ではないことくらいあるでしょう。それが例えば、ネットでのことであったり、逆にリアルに接するものであったりするってのも、人それぞれだと思うのです。
 このリンク先の方が飲用している僕のエントリのタイトルは地域格差は本当に広がったのか?」ですが、そりゃあネット環境が整わない地方の人もいるでしょうけども、地方でも光が通じていて、都市部と変わらないネット環境を持てる人が出てきているのも確かです。そんな地方発信の萌えキャラも誕生しているわけですし、例えば以前なら都心に出なければならなかった漫画家さんが、大阪など地方在住でもネットを通じて(?)原稿のやり取りが出来てしまう。インターネットが普及し始めた頃に比べたら、地域格差は縮まりつつあるはずです。そもそもからして、この方の攻撃内容が全く方向ハズレな気はするんですけどね。

 話が逸れてしまいましたが、そりゃあ、万人が納得する記事は書きたいですよ。でも、このブログの人の言うように、環境や立場が違う人は数多いわけで。そんな色々な環境の人の想いを含めて、すべての人の立場から記事を書くためには、玉虫色の記事を書くしか無いわけで。そんなブログって誰か見たいですかね?
 ですから僕は、あくまで僕自身の視点から見た物事についての記事がほとんどです。あまり深くないコミケなどのサークル参加者だったり、鍵以外にはあまり興味の無いギャルゲーマーだったり、ブログ歴3年くらいのブロガーだったり、エロ同人誌・成年コミック好きだったり、そんな狭いオタクの視点から見たブログ・記事です。それ故に、あまりに狭い層にしか対応していない記事と言うのも多数あるはずです。
 ブログを書いている以上、普遍的なネットユーザー全般に向けての記事を書くべきだ!とおっしゃる方もいるのでしょうけども、それってどうなの?とも思ってます。
 つまり、求められている記事を書くのもブロガーとしては当然なのかもしれませんけれど、書く記事の内容を決める自由もブロガーの特権とも思えます。そこには、あくまでブロガーの主観が尊重されるべきであって、それによって、ブログ自体の記事の方向性などを読者がアレコレ言うのはどうなの?とも思います。もし筆者自身に不満があるのなら、例えば明確に「潰れてしまえ」と言っても良いでしょうし(いいのか?)、まあ普通は来なければ/読まなければ良いわけですからね。
 また、記事単位でのネガコメの類ってのは、こちらとしても参考にもなるし、自分の過ちにも気づけるし視野も広がることがあるので、かなりありがたいものが多いのですが、僕が書いた記事全般だったり、僕のブログ全体に対してのネガコメの類って、何も生まないんですよね。

 と言うことは、エントリを書く際に冒頭で「こういう立場・境遇の人対象のエントリです」って予め注意書きをしておいたほうがいいのかもしれません(汗。今までの書き方だと、普遍的なユーザーすべてに発信しているように見えましたしね。
 立場が違えば見える景色が違っても当然。なのでこれからも、万人にウケる記事を無理に書こうとするのではなく、一部の人だけでも「そうそう」みたいに納得してもらえるような記事を書いていきたいと思います。