東日本フェリーがほとんどの北海道航路から撤退

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080905-00000014-khk-l02

 驚きです。
 特に、青函間に導入された高速フェリーを、わずか1年で廃止→売却すると言うのですから穏やかではありません。
 この高速フェリーは、青函トンネルを通るJRの特急と同等のスピードで結ぶなど、青函間、無いしは北海道〜本州間の交通網を大きく変える、とさえ言われていただけに、この早急な廃止は相当な影響がありそうです。
 実際には行った事も乗ったことも無いわけですが、大学の卒論で「日本フェリー史」を書いた身としては、ちょっと聞き捨てならないニュースでした。東日本フェリーと言えば、青函など本州と北海道を結ぶ、あるいは北海道の離島を結ぶフェリー会社としては大手と言うか、無くてはならない存在だったわけで。それが、ほぼフェリー事業から撤退するって言うんですから、この原油高は相当なダメージだったと言う事でしょう。もう少し踏ん張れば、原油も多少は下がってくるはずなんですが…。
 ちなみに石油ショックの頃にも、フェリー会社は相当なダメージを被っています。体力の無い会社は潰れ、体力のある会社も赤字体質に陥ったりしました。そのとき以来の業界の危機でしょう。最近はしてませんが、フェリーの旅はいいんですよ。何とか頑張って欲しいものです。