リトルバスターズEXプレイ日記〜朱鷺戸沙耶シナリオクリア! 沙耶・佐々美・佳奈多シナリオ含む感想とか

 ようやくクリアしました。総プレイ時間は…10時間くらい? 長かったです。そのほとんどが…シナリオ以外の部分だったような。
 まあ思ったのが「凝りすぎだよっ!!」ってこと。あとは沙耶(イミフ。


 シナリオについて書くよりはまずはキャラですね…。
 沙耶が可愛すぎるwwww
 たぶんプレイした人の共通認識でしょうが、とにかくヤバイ可愛さですね。存在自体の儚さももちろんなんですが、これだけギャグ顔に寛容だったり表情が豊かだったり、クールだったのが一瞬で天然さんになったり自爆キャラになったり、ある場面では強力なツンデレになったり…。親しみやすいというレベルを超越した存在ですよ。あのギャグモードと言うか自嘲モードの再現ってなかなか難しいでしょうけど、動かしやすそうなキャラですね。
 それに、理樹くんとの非常に息の合いすぎた(少しずれた?)コンビネーションも素晴らしいw 理樹くんがツッコミキャラじゃなくてボケキャラになってる部分が多々ありましたが、時々攻守が入れ替わりながら素晴らしい掛け合いだったと思います。このノリは麻枝さんさすがですね…。風子くらいから弾け始めてましたが、河南子→沙耶できわまったと言うか、女の子キャラをギャグキャラにしてしまうことへの抵抗が全く感じられなくなりましたね。別バージョンもあるらしいので、更に壊れた感じも期待しておきますw 理樹くんが、歴代のKey主人公と違い、ボケ一辺倒じゃなく+少々弱気キャラに設定されていた意図がまた見えましたね(違。
 しかし何と言っても…Na-Gaさんの絵でしょうか。素晴らしすぎますね。立ち絵の段階でもうおなか一杯でしたし。正面向いて叫ぶ絵と横顔がヤバイw 絵で萌えられるなんて…(遠い目。
 
 シナリオは…割と麻枝さんらしかったですね。沙耶というキャラの存在の希薄さとか、ある意味ではもの凄い狭い世界の中で完結させてしまっているところとか、実はもう死んでいるところとか(「死」自体を話のクライマックスには持ってこないところ…あやのことですね)、歴代の麻枝シナリオの特徴を受けていたと思います。
 らしくないと言えば、前提知識を必要とするというか、専門用語を連発していたことでしょうか? そういうのをスパイス的に使うと言う意味では、城桐さんのクドシナリオに似た感じは受けましたけど。
 凝りすぎ…と思う部分は、やはり世界観設定とか、繰り返しを何度もさせるところとかですかね。漫画、あるいはゲームの世界をゲーム内に作って、本当にゲーム内でゲームをさせてしまうところなんかは、徹底していると思う部分と、作業的になりすぎな点は「ちょっと…」と思う部分とがありました。あれは辛い…。
 Keyのシナリオ(特に麻枝さんの部分)は、リトバスで「ただ読ませるだけ」からの転換を図っているとは思うんです。それがリトバスで、ミニゲームの数々を駆使して「読ませるだけ」からの脱却を試み、エクスタシーでは「ゲームオーバー」「リプレイ」を演出の一環?として組み込み、更に既読スキップで飛ばす&ただ繰り返すだけにせず、時折新たなテキストやセリフを入れてアクセントとしているようにも感じました。ですから、この沙耶シナリオも、ただ読ませるだけのシナリオにする気など、さらさら無かったんでしょうね。それに、敢えて作業じみたことをユーザーにさせる意図も感じましたし、より「ゲームをプレイしている/させている」感じを演出として組み込みたかったんでしょう。ミニゲームを常にONにしてると非常に厳しいものがありましたけどね…。
 こうした作業的演出のおかげ?で、シナリオは非常に長いのですが、実際のシナリオのボリュームから考えると、佳奈多あたりのほうがよっぽど分厚いというか長くて濃いですよね。世界観設定から、物語の舞台を広げられない制約があるので濃くて深い話は描きにくいんですが、ややシナリオ自体には物足りなさも感じてしまいました

 EXでの追加シナリオを3本見てみての感想ですが…、こうしてみると、佳奈多シナリオは普通と言うか非常にオーソドックスな作りだったなあ、と。それこそ無印ヒロインと同じような立ち位置でしたしね。追加されても自然と言うか。対して沙耶と佐々美は非常にイレギュラーと言うか。
 佐々美と沙耶の扱いの違いに関しては、都乃河さんと麻枝さんの実力の差、と言うよりは、権限の強さの問題のような気がします(汗。どういうことかと言えば、麻枝さんであれば、沙耶シナリオのダンジョンだったりミニゲームだったり、ゲームオーバー→リプレイだったりという演出を新たに作ることを許されるのでしょうが、都乃河さんではそこまで動かせなかったのかな、と。沙耶は野球にも登場していますし、改変・追加度合いが佐々美あたりとは比較にならない量・規模でしょうから。
 その意味では、追加シナリオとしては佳奈多のほうが、自然だし多数のキャラを組み込めてますし、音楽なんかもほとんど既存のもので間に合わせているという意味でも、ユーザーにとってもメーカーにとっても良い追加だったようにも思いました。

 実はまだあるみたいですね。通称馬鹿理樹モードが…。Refrainをやってからですかね。