ネット住人としての「死亡届」の出し方を考えていますか?

 いつも考えていることです。
 早いもので、今のHPを開設してから5年目に突入(歳も取るわけで)、ブログも丸4年が経ちましたし、それなりの知名度とアクセスを頂くようになりました。その間の浮沈度合は割と激しいのですが、最近ではかなり細々とになったものの、辞めようとは思いませんし、興味と気力の続く限りはやっていきたいと思ってます。
 ただ、どうなったら辞めるんだろう?とか思うときがあります。例えば、メールでやり取りしている友人がいます。いつも顔を出すリトバスSS作家のチャット仲間もいます。HP開設当初くらいからの繋がりの人もいます。ブログ仲間も少ないですがいます。
 しかし、そういう人たちとの交流は、ほとんどがネットを通じてのものです。それに、HPやブログとしてSSや記事を発信しているわけですが、それらを見に来てくれている人もそれなりの数がいます。そういう人たちも、ひとたびネットと言う媒体が無くなれば繋がりはなくなるわけです。
 まあ僕がネットを始めた頃に比べれば、ブログやメッセンジャーという手段、ネットカフェや無線通信などの接続の多様化のおかげで、ネットが不通になっても代替手段はありますし、PCが壊れてもブログなんかは更新できます。が、僕自身という人間が、何らかの形で発信できない状態に陥ってしまった時には、それをどういう手段で伝えればいいんでしょうか?
 まず、興味がなくなってしまったり、意欲がなくなってしまった場合は、フェードアウトのように消えていけばいいわけです。興味が無くなる=ネットでの友人との共通の話題もなくなるわけで、誰も自分が消えていくことに関心のある人はいなくなることと同義で。ONE〜輝く季節へ〜のBADエンドの折原浩平みたいに、人知れず消えていくことになるので、何の問題も無いでしょう。
 ただ思うのが、例えばいきなり事故とかで死んだり、半身不随とか病気とかになった場合です。死んだらもう、未練というか何も考えられないと思うので仕方ないんですが、更新できないのに意識があったりする場合とか歯がゆいだろうなあ、と思うんです。つまり、そういうときに自分に代わって、ネット上に死亡届を出す手段を考えていますか? あるいは誰かにそれを託していますか? ってことを問いたいのです。
 頼むなら…家族ですかね。親しい親友か。そういう近しい人に、自分のブログのログインIDやパスワードを伝えていますか?と。僕は伝えていません。例えばサークルの相方は、ブログの存在とかも知ってますし伝えるには最適の人間なんですが、伝えていません…。
 たまにありますが、順調に更新されているサイトが急に更新が途絶え、1年くらい平気で間隔が空いたり、数ヶ月の沈黙の後にアクセスが出来なくなったりというサイトをチラホラと見ます。そういうサイトを見ると「ここの管理人さん、良かったのにどうしてしまったんだろう?」とか思うんですよね。残念だな、と思う反面、生死を疑ったりもやもやとしたものが胸の中に残ったりと、釈然としない気持ちを残してしまうのです。
 なので、せめて自分くらいは「死にました」とか「こうこうこういう理由で更新できなくなりました」ってことを、ちゃんとした形で遺したいな、と思うんです。
 ウチにも投稿してくれた、優れたSS作家さんとか、チャット仲間とか…。ほんと心配になるような別れ方をした人もいるんで、死んだにしても、すっきりとした形でお別れしたいんですよね。
 そういうこと、考えたことはありませんかね? 活発に更新をしているサイトさんほど、そうしたリスクを想定しておいて欲しいと思うんです。
 まあ僕は、しぶとく生き続けるつもりですし、自転車通勤ってこともあり、事故とかにも気をつけていると思うんでリスクは低いかと思うんですが、そろそろ対策は取っておくつもりです。リアル友人からの年賀状に返信しない時点でダメダメなんですけどね(ネットでの活動を知らない人たちに対して)。