ブログはどうして叩かれるのか?〜HPとの比較から

 SSやCGなどのHPは叩かれないのに、何故ブログって叩かれるんでしょうか? ってことを考えてみたことはありませんか?
 僕はHPでSS(二次創作の小説)を掲載していて、これまで「ツマンネ」って感想は…1,2件くらいしか来たことがありません。もちろんそういうものが寄せられやすい内容のSSは書いていない(原作を悪い意味でぶち壊したり、原作愛が感じられなかったりするような?)からだとは思いますが、反面ブログってものすごく叩かれやすいことはないですか? 逆にほめられることはほとんどないような(汗。別に誉めてほしいとかそういう動機でブログをやっているわけじゃないのでアレなんですが、ならどうしてこうも差が出るのかを考えてみました。

 1つには、ブログはあくまでも「批判」「疑問」がメインなこと。または「自分の考えの押し付け」みたいなものが多いからなのかな、と。言われても仕方のないようなことも書いてますし、ある程度の批判がくることを承知で上げることもありますから。そして読者も「こいつこんな挑戦的なこと書きやがって…。絶対にどっか穴見つけてやろう」という目で見に来るケースがかなり多いんじゃないかなあと、今までの反応から想像しています。
 次に、読者を指定できるかどうかなのもあるかもしれません。SSとか絵だったら、そのジャンルを好きな人が見に来る割合がほとんどじゃないかなと。書く側もこの原作が好きな人に向けて書いていると思いますからね。それに比べるとブログは、僕の場合はKey系(鍵っ子)の人たちに向けてとりあえずは書いているんですが、見に来る人たちの出身ジャンルはおそらくは相当に多様です。HPに来る人よりも4倍以上の人がブログには来るんですから当然かもしれません。なので、鍵以外のジャンルにはあまり詳しくありませんから、鍵以外のジャンルに言及したりすると、勉強不足な部分とかを指摘されることがままあります。それが嫌なら、勉強するか、あるいはSNSとかに移行するかしなきゃならないとは思いますが…。でもまあ、公開しているからこそ、他ジャンルの人たちの意見も知れるってのもありますので、ここはがんばらないといけないところかもしれませんが、まれに鍵・あるいはギャルゲーユーザーのような狭い層に向けての記事のはずだったのに、サブカル全般からの記事みたくなってジャンルが思いっきり広がってしまって、いろんなジャンルの人から批判的なコメントをいろいろ頂いて収拾がつかなくなったことがありました…。ああなるとすごく大変です。
 そして最後に、ブログはどこまで行っても二次的なものってことです。それに対してSSとか絵ってのは、創作なんじゃないかと。それがよくわかるのが、作者の知名度です。SSとか絵ってのは、好きな作風とかがあると、ジャンルをまたいでも読者がついてきてくれたりしますし、作品名よりも作者名のほうが知れていたりということもあります。が、ブログではなかなかないですよね。ファンのポータルサイトなんかだったり、大手ニュースサイトが毎日取り上げるようなところであれば、ブロガー名まで知れ渡っている場合もあるかもしれませんが、特に僕らみたいなコラム系のブログだと、書いた人間単位じゃなくあくまで「記事」単位なんですよね。もちろん、ブックマークに入れてくれてる人も多いですし、この前のCLANNAD AFTERの記事のように、どこのニュースサイトにも取り上げられていない段階からはてなブックマークに入れてくれてる人が多かったような例外はあるにしても、なかなかブログでは、この管理人はどんなやつだろ?という部分までは至りません。だから、人として思ってないから批判も書きやすいのかなあって思ったりもしてます。
 そして、自分が言いたい部分とは全く異なる部分に批判とか意見が集中するケースもあります。これは、文章力の問題もあるでしょうね。一番言いたい部分がメインの記事になっていなかったり、タイトルと内容がかみ合ってなかったり…。ただ読み手の人たちの捉え方もあるんで、解消はされることのない部分でしょうね。
 しかし、二次創作とブログの両立は大変ですが、こうやって直に比較ができたりもしますので楽しいんですよ。ですから、いくら叩かれてもブログはやり続けたいと思います。そして、批判めいたコメントが多くてヘコんでいるブロガーさんがもしいても、続けることで何かがわかり、生まれるかもしれませんので頑張ってください。ブログって、自分の意見を書いている以上はネガコメが来るのは仕方のないことなので。