日本ダービー 回顧

 直前の大雨の影響で相当結果は変わったでしょうねえ。
 結果的には、ラジオNIKKEI杯の結果どおりになるという超意外な結果に。新聞各紙ではロジユニヴァース評が相当下がってましたが、それでも関東のファンを中心に根強い支持があったんですね。おめでとうございます。その人たちがリーチザクラウンまで買っていたかどうかは知りませんが。
 要は、時計が掛かりすぎる展開がロジにとっては超向いたってことでしょう。弥生賞ラジオNIKKEI杯も札幌2歳Sもどれも時計が大変かかっていた馬場状態でしたから、そういう馬場になれば強いんでしょう。たまたま皐月賞がそういう馬場じゃなかったから負けただけなのであって。つまり、時計に限界があるタイプで、時計が出ない馬場であれば最強クラス、っていうキャラなんでしょう。リーチも似たようなものかもしれませんけども。
 ですから、菊花賞で買えるか?と言われれば「買えない!」とw セントライト記念は時計勝負になることはほとんど無いので大丈夫でしょうけど。菊花賞を積極的に買いたいのはアントニオバローズでしょうね。
 本命のナカヤマフェスタは4着。結果論ですが、それなりのスタートを切れて先団につけられたら…と思うくらいの最後の伸びでした。ただドリームジャーニーのダービーを見てるみたいでした(5着)。馬場状態は良いほうが良かったでしょうね…。でもきっちり皐月賞からは巻き返してくれたので、セントライト記念あたりではロジに一泡吹かせてほしいです。
 アンライバルドが惨敗…。ここまでボロボロだとは。ロジと同じネオユニヴァース産駒でここまで両極端な結果が皐月→ダービーで出るとは…。競馬って非情ですよね。バレークイーン一族は、一度上り詰めて堕ちるとそのまま、ってケースがそれなりに多い気がするんで、ちょっと秋以降は注意して見ていきたいと思います。まあフサイチコンコルドは怪我で終わっただけなんですが。
 牝馬路線は、ブエナビスタが抜けたところでレッドディザイアジェルミナルあたりが強いわけであまり勢力図は変わらないわけですが、牡馬戦線は混迷の一途を辿っていると思います。が、高速馬場に強い=アンライバルドトライアンフマーチなど皐月賞上位馬、重馬場に強い=ロジユニヴァースリーチザクラウンら、という図式を打ち破る馬が出てくるかどうかが見ものですね。
 ううむ。この春のGIはまだ1勝だけか…。このまま終わるんかなあ。