けいおん！二期の可能性と、あった場合の予想を書いてみる
けいおん！は、特別編を含めてもあと2週で終わってしまうわけです。が、この前の記事にも書いたように、CDを出せば売れる、ブルーレイ版の予約も（高いし2話しか入ってないのに）絶好調。これだけお金になる素材ですから、TBSやポニーキャニオンなどのお金を出してるところにとっては、何も一期で終わらせる必要が無いわけです。楽器屋さんも大忙しだそうで、経済効果もなかなかのものです。この枠での次のアニメも決まっているようなので、連続で放送されることはまずありませんが、間を置いての二期放送は可能性としてはかなり高いのではないかと思ってます。
そこで、二期がどういう内容になるのかとかを予想してみました。
- コミックス3巻発売後にアニメ二期開始〜3巻の内容がアニメ二期になる？
マンガ原作は2巻で終わっているわけではもちろん無く、定期的・不定期に連載は続いているようで。単行本待ちなんで先は読んでませんが、まだまだ3巻が発売できるような量はたまっていないのは確かっぽいです。
なので、3巻が発売できるくらいまで描けた後に二期のアニメ化告知をして、3巻発売と同時くらいにスタート。内容は3巻の内容にオリジナルを加味した形でやればいいんじゃないかと。3巻とか、もう受験とか卒業とかって話になってそうなのが恐ろしいのですが…。
- アニメオリジナルの展開になる？
これが一番簡単かもしれません。アニメの1クールくらいの間を取って次期に二期をスタートしてしまうやり方です。現に、けいおん！11話でもオリジナル展開でほぼ半分を構成していたように、原作軽視→オリジナル重視の傾向もこのけいおん！に関しては言えるとも思います。
ただ「らき☆すた」でも、完全にオリジナルで1話を作った回は無かったようなので（参考：http://www.syu-ta.com/luckystar/luckystar-comic-use.shtml）、原作が追いついていないのにアニメだけでオリジナル話を京アニが作れるのかどうかは非常に疑問です。
それに問題はそのクオリティです。見た目の綺麗さという意味ではなく、オリジナル話のクオリティの問題です。
今回の11話にしても、律と澪がぶつかって、その後に律は風邪をひいた→看病に行くとか、原作ではなかった話なんですが、その後に唯が風邪をひく原作どおりのエピソードに繋げられてるのは良いと思うんですが、あのシリアスっぽい展開は浮いてませんかね？ ムギ的に美味しい場面のはずなのに全然反応できてませんでしたし…。梓が軽音部に馴染めずに泣き出したりした回といい、どうも京アニは「けいおん！」にシリアス要素を加えようとしたがってるフシがあるんですよね。そうじゃないだろ？！と。
百合的な展開はもちろん良いのですが、あくまでほのぼのゆるゆるの展開の中での百合が良いのであって、あまりガチ過ぎるのを入れられてもちょっと違いますよね？ 唯憂とか、唯律とか唯澪とか唯和とか…（あれ？）。要は、もっと笑える感じのカップリングを推奨したり、律が嫉妬するのも澪がすねるのも、どちらも笑いに変えられるようにしないといけないような気がするんですけどね…。
もしシリアス展開を中心にしたオリジナル話になってしまうようなら、二期はやらなくて良いとさえ思います。原作の悪いところは、学校の行事や行事以外のイベントが少なすぎること（新歓ライブ・テスト・合宿・学祭ライブ・クリスマス・正月？）と、時間の流れが速すぎることなんで、そこをもっとゆっくりのんびりな進行にしたオリジナル話で進めてくれたら、特別目立つ回が無くても絶対に面白いし視聴者もついてくると思うんですけどねえ。
これだけ書いたら、僕がけいおん！に萌え要素しか求めてないみたいに、勘違いすることしかしない人がいるみたいなんで補足しておきますと…って書いてもしようが無いですね。例えば女性スタッフが背景とか小物のデザインとかをしているから、ティータイムのセンスも良かったりとか、男性的な視点だった「らき☆すた」とは逆の女性的な視点から女子高生の日常が描かれているのがけいおん！だったりとか…ってのも、後から聴いた後付ですからねえ。個人的に何が良かったんだろう…？ ダメ人間だった唯が軽音部に入ることで、化学反応を起こしていい方向にも悪い方向にも力を発揮する4人組（＋1？）が良かった感じなんで…あまり深く考えることなく見てられるのんびりさが好きなんでしょうね。CLANNADとか色々と考えないといけないですから。息抜きにもなってるのかもしれません。他の人はどういう風に見てるのか知りませんけども。
やるかどうかも決まってないですし、好き勝手に書いてしまいましたが、もう少し製作者側が「何でけいおん！がこんなに人気になってしまったのか？」をしっかり追求した上で二期をやって欲しいと思います。
