公明党が小選挙区で全敗の観測! 学会にノーが下る?!

 自民に公明が大惨敗ですね…。予想通りだったみたいですが、その中でも、都議選では全員が当選した公明党が、小選挙区でほぼ全敗のペースと言うのにはびっくりしました。都議選で相変わらずの強さを見せたんですが、衆院選では厳しい情勢になっています。都議選は中選挙区制だったので、その違いも表れたのかもしれませんけども…。
 では、なぜ強固な地盤を誇る公明党がここまで惨敗してしまったんでしょうか? もちろん、自民や与党退勢の流れは受けています。逆に創価学会という地盤が強固で、ここは流れていないにも関わらずの結果ですから、かなり意外でした。大阪や兵庫は完全に負けが確定しましたからね。
 やはり、学会の地盤だけでは小選挙区では勝負にならないってことなんでしょうね。自民の組織票がガタガタになったのもあるでしょうし、自民の協力なしでは当選させることは出来ない程度の力しかないってことでもあるでしょう。
 そもそも自民支持者が公明候補者に投票する、と言う動きが積極的に起こらなかった可能性はあるでしょう。創価学会への不信感も広がっていたでしょうし、宗教と密接に関わっている候補者に積極的に投票する人も多くなかったってことじゃないでしょうか? 現執行部の、あくまで自民にぶら下がり続けた戦略も問われるでしょうね。
 比例で復活もあるでしょうが、公明党の幹部クラスは比例での重複立候補をしていない人も多く、衆議院における公明党の影響力はガタ落ちでしょう。自民惨敗はともかく、公明が議席を減らすんじゃないかと言う情勢については喜ばしいと思います。