荘厳なLiaを味わえるアルバム「Yggdrasill Minstrelsy」

 Web拍手の画面にある広告から辿っていったら、とあるアルバムに行き着きました。
 それがこの「Yggdrasill Minstrelsy」でした。発売は2008年2月という古さですが。
http://www.voltagenation.com/emb/index.html
 大嶋啓之さんとIkukoさん、そしてLiaさんが参加しているのです。前述の二人は著名なんですが、僕は初見でした。
 何よりビックリしたのが、このアルバムにあのLiaさんが参加していたこと。しかも一曲だけとかそんな形ではなく、三曲で歌っていて、しかもコンセプトアルバムなので世界観の統一性も楽しめるとか。
 シンフォニック・オーケストラの曲調に合わせて紡がれるLiaさんの歌声は、麻枝さんや折戸さんらKeyスタッフの曲やLiaさんのその他の曲との全く異なり、良いですよ。こういう荘厳な曲にこそ、彼女の歌声は映えるんじゃないかとかそういう風にさえ思ってしまうくらいに映えます。ふつくしい…、そう思わず呟いてしまうことでしょう。
 しかし個人的には、Ikukoさんのボーカルの存在感に圧倒されましたね。中でも8トラック目の「Rising from the falls」が鳥肌ものでした。コーラスの重厚さが…ふつくしかったです。これは販売元:フロンティアワークスだからメジャーCDなのか。それでも、ぱっと即興メンバーで出したCDとは思えないほどの完成度の高さと美しさです。
 もっと、LiaさんもIkukoさんも歌声を聴きたいですね。あと二曲ずつくらい欲しい気がします。そして何より、大嶋啓之さんの曲が素晴らしいことに尽きるのではないかと。決して明るいわけじゃなく、むしろやや暗めの曲調だからまた引き込まれるんですよね。
 ちなみに、大嶋啓之さんと、鍵っ子なら「だんご大家族」でお馴染み茶太さん(鍵っ子以外での認知度や地位的に考えると、この描き方は間違ってますがw)は数度組んでいるらしく、最新アルバム「睡眠都市」では、茶太さんのウィスパーボイスと大嶋啓之さんのポップでもないエレクトロニックな曲調が絶妙にマッチしてました。
■大嶋啓之さんのサイト
http://www5a.biglobe.ne.jp/~vanity/

 いずれも視聴できるので、雰囲気は掴めると思います。人は選ぶかもしれませんが、相当気に入りました。買う価値はあると思いますので是非是非。


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