鹿目まどかが魔法少女になるための『願い事』を考えてみた〜魔法少女まどか☆マギカ7話より

 まどか☆マギカ7話観ましたが、何これ怖すぎるよ……と、3話観終わった後よりもガタガタ震えてしまい泣いてました。3話でのマミの殺し方を観てるとどんどん殺していく展開になるのかと思いきや、誰も殺されていないのにどんどん世界が歪み、キャラが壊れていく描き方は正直殺されるよりも怖かったです。
 さて、さやかが精神的に壊れてしまった7話でしたが、ここまで来てもまだ主人公のまどかが変身しておらず、OPが本当に詐欺になってしまっているんですが、さやかの件やキュゥべえの話などを総合すると、もはやまどかが魔法少女になる展開が全く見えなくなりつつあります。ただ魔法少女にならなければ、OPだけではなくタイトルからして詐欺なのでさすがにそれはないでしょうが、誰かを生き返らせることが願えない以上、もっと大きな願い事にしかならないのではないでしょうか。
 というわけで今回は、まどかが命と引き換えにしてまで魔法少女になるための願い事を考えてみました。

  • 世界を救う

 大雑把に考えるとこれが一番かな、と。先日の「まどかが不幸を呼んでいる」記事と関連しますが、まどかのせいなのかどうかわかりませんが世界は確実におかしくなってきているわけです。さやかと仁美が恋敵になってしまっているあたりだとか、自分のことだけを考えていた杏子が他人を気にしてみたり、ほむらにしても杏子やまどかと関わりをよく持つようになり孤高なイメージは薄れつつ有ります。
 まだ世界が壊れてきているというほどでは無い気はしますが、まどかの周りの世界は確実に壊れてきていると言えるでしょう。そんな世界を「救う」という願いだと、曖昧だけど凄く大きな意味を持つ願い事にはならないでしょうか?
 この願い事であれば、まどかの持つ素質と相乗してもの凄い能力を持った魔法少女が誕生することになるわけですが……。

  • 元に戻す

 これは、時間を元に戻すという願いです。狂い始めたのはキュゥべえと出会ってからですから、出会う前に戻すというわけですが……。これだと、元に戻した世界に魔法少女化したまどかがいるということにもなってしまう気がしますので、ちょっと違うのかな……と思ったりしますが。

  • 皆が幸せになる

 これもよくわからない願いですが、まどかなら考えかねないかな、と思いました。せめて今いる人たちだけでも幸せにする……という願い事なら成立するのではないでしょうか?

  • その代償と結末は?

 世界を救うとなると非常に曖昧ですが、代償としてはとんでもなく大きいものがあるでしょう。例えば、願い事の代償として、まどかは世界の穢れを一手に引き受けなければならず、魔女の結界の中で殺されるまで魔女と戦い続けなければならなくなる、という結末は嫌すぎますがあり得ると思います……。
 時間を戻すという話になると、この作品がループの上で成り立っている話ということになり、魔法少女になったまどかは戻す前の狂った世界に一人取り残される展開が想像できてしまいます。
 幸せにするという願い事だと、まどかは逆に世界中の不幸を一身に背負うことになってしまいます。
 いずれにせよ、魔法少女になった女の子たちは悲惨なことを経験したり、あるいは経験させられるような流れですから、その代償として無限地獄のような空間に閉じ込められるというのはあり得ることでしょう。
 ほむらがイレギュラーなのは、まどかがそうなってしまったことを知っているから、という風にもなるのかなと思います。まどかの素質が大きいことを知っているのもあるでしょうが、まどかが願いを叶えること自体が悲劇の始まりということになるからなんでしょう。
 まどかラスボス説を持っている自分ですが、それも成立してしまう可能性はありますよね。まどかが戦わなければならない相手の正体次第では。いずれにせよ、まどかは簡単には魔法少女にはならないでしょうし、魔法少女になった時点でこのまどか☆マギカの世界は崩壊寸前or崩壊するんじゃないかと思いました。

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