麻枝准氏、リトバス最後にライター引退を明言!!

 今月号の「PUSH!」と言う雑誌に、Keyのライター2人へのインタビューが載っています。麻枝さんと都乃河氏です。まだあまり詳しく読んではいないものの、麻枝さんは改めて、リトルバスターズ!を最後にライターからは身を引くことを明らかにしていました。で、Keyブランドは残されたライターたちでやっていくことになるとも。
 つまり、今度のリトバスは、麻枝さんキャラ・シナリオの部分と、これからのKeyを担っていくライターたちの部分がくっきりと分かれる可能性もあり、麻枝さん亡き後のKeyを占う上で、非常に重要な作品になりそうだと言うこともわかってきました。具体的には、鈴のみが麻枝さんで、後は別のライターたちによるものになりそうだと言うことで。
 まあ、Keyが今後ピンチになれば再登板もありうるらしいのですが、事実上は、この先のKey作品を買い続けるか、あるいは見限ってしまえるかの判断を、このリトバスでするってことになります。…どうなるかわかりませんね。あまり麻枝カラーを意識しすぎると、恐らくは駄目なシナリオしか出来ないと思います。が、ユーザーは麻枝カラーを求めるんだろうか…。麻枝さんにしか作れない世界観ってのはどうしてもあるので、いなくなればいないで諦めますし、また他に優秀なライターを探すまでです。つまり、これでKeyを見限る可能性だって十二分にあるわけで。そりゃあ仕方ないですよね。麻枝カラーに惚れて鍵っ子になった身ですから。
 今後の麻枝さんですが、どうやらVAを辞めるわけでは無さそうで、作詞・作曲家としてボーカリストをプロデュースするとか、RPGの戦闘部分のシステム設計をしたいだとか、とにかく「シナリオライター以外」のことをしたいみたいですね(汗)。ただ作詞・作曲家としてはまだまだ未熟かつバリエーションが少ないので、やっていけるような気がしないのですが。それにRPGについても、需要があるかどうか。たぶん、2,3年したら戻ってきそうな気がしてますが、どうなるでしょう?
 ただ、麻枝さん自身はもう、ギャルゲーのシナリオライターとしては「やりきった」はずです。「AIR」でも相当完全燃焼だったと思いますが、そこから違うベクトルで「CLANNAD」は集大成的な作品になりました。もう、僕らユーザーとしても、これ以上のものを麻枝さんに求めることも出来ませんし、「これ以上のもの」ってのが何なのかもわかりません。ですから、そんな「出し枯れ」状態の麻枝さんに、さらに絞り出して作品を作ってもらおうとも、あまり思いません。もし、CLANNAD以上、あるいはAIR以上の作品が出来そうなら、是非やりたいと思うので戻ってきてもらいたいのですが。
 
 でも…寂しいですね。やはり。これが最後か。