夏色キセキ4話の缶コーラ演出の謎について

 夏色キセキ4話を観ていて、めちゃくちゃ引っかかったシーンがここでした。

 紗季と入れ替わった優香がたかし君とデートしてる場面なんですが、優香が持ってた缶コーラ(?)に違和感を持ちました。というのも、たかし君がジュースと何やら食べ物を一緒に持ってきてるのに優香は缶コーラを先に買って持ってるんですよね。ダブルジュースです。
 演出ミスなのかとも思うんですが、見直せばダブルジュースであることは一目瞭然ですしそれはちょっと違うと思ってます。だとすると何か意図があったのではないかという感じで。この缶コーラの持つ意味について少し考えてみたいと思います。

  • 缶コーラで無いと出来なかった優香の癖の演出

 缶ジュースを頬に当てるのが優香の癖みたいでしたので、それを演出するためにどうしても缶コーラが必要だったという感じなのだろうとは思います。ファストフードなどで出てくる紙カップのジュースでは横にしたら零れてしまいますからね。なので、優香がそれをするために別口で缶コーラを買ってそうしてた、という意図なのだろうとは思います。

  • 優香がジュース大好きなのか?

 そうではなく優香が紙カップのジュースだけじゃ足らないのが明らかなので自前でジュースを買ったのかもしれない、という可能性もありそうです。たかし君が持ってくるまで待てない的な意味合いのほうが強いんだろうとは思いますが、デートで緊張したり興奮したりして昂ぶって喉が渇いたり鎮めるために缶コーラを買ったという感じなのだろうと思います。

  • 水族館で缶コーラって売ってるの?

 個人的に思ったのはこれです。入場無料な公園のような遊園地とかならともかく、下田海中水族館は大人(中学生以上)は1900円かかる立派な水族館でレストランも併設されているような施設です。そのような施設に缶ジュースの自販機が置いてあるのかという問題です。
 大阪ドームなどでもそうですが、こういった施設で缶のものは危険もあるので取り扱わないのが普通なんですよね。それにテーマパークや施設内の価格でジュースも売ってるでしょうから、普通に缶ジュースを売るにも不当に値段を高くしないといけないので売らないと思います。ましてやレストランというかフードコート的な場所に持ち込みも出来るのかという話にもなってしまいます。
 下田海中水族館がリーズナブルだったり自販機も置いてあるような施設なのだとするとわかるのですが、一般的な水族館で缶ジュースを売ってるものなのかなと。
 そうなると、缶ジュースを頬に当てるという優香の癖を演出したいだけのために缶コーラを出してきた、となってしまうわけです。水族館で缶ジュースが売ってるのはどうかという問題を完全に無視して。どこかの公園デートなのかと。脚本はセイクリッドセブンの鎌倉デート回などでも定評のある綾奈ゆにこさんなんですが、監督や構成作家さんと下田海中水族館が舞台であることの示し合わせや徹底のされ方がものすごく中途半端だったのではないかという懸念も浮かんでくるのです。これは演出ミスという次元ではないですね。下田海中水族館で缶コーラをフードコートに持ち込める(そもそもフードコートらしきものはなく、レストランと喫茶コーナーしかありませんが)という宣伝にもなってしまいますよね。

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 もし、下田海中水族館で缶コーラが買えたり持ち込めるのだとしたらこの記事は完全に間違っているので消しますが、売ってるんですかね……。あまりにも気になりすぎたので書いてしまいましたが、もし普通に買えないのだとすると、聖地アニメとしてはやっちまったなって感じなんですけどどうなんでしょうか……。

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