Winny

 最近、個人情報や機密文書が流出した、と言うニュースをよく耳にします。教師が、生徒たちの情報を流してしまったり、お店が顧客情報を流してしまったりってのはよくあるんですが(でも一旦流してしまったものは元に戻せませんよね…。重大な罪だと思います)、自衛隊の機密文書が流出したってのは…ちょっと閉口してしまいました。
 これらは主に「Winny」というファイル共有ソフトファイル交換ソフト?)がきっかけで流出したと言われています。考えられるルートはこんなところです。

・自分のPCに、個人情報などが入ったExcelファイルなどを持ち込む
・自分のPCをネットに繋ぎ、Winnyを利用する
Winnyでダウンロードされた圧縮ファイルを解凍する
・解凍されたファイルの中にウイルスが入っていて感染
・ウイルスが勝手に、個人情報入りのファイルなどをどこかにアップ(送信)する
・ファイルを手に入れた人間が、それをWinnyなどでさらにバラ撒く

 こんな感じです。つまり、仕事をするPCでWinnyに繋いでいるのが悪いんですが(^-^;、Winnyでダウンロードされたファイルの中に、ウイルス付きのものが混入していることに気付いていない人が多すぎるってことでもあります。また、ウイルスに感染してしまった後でも、本人がそれに気付いていないケースも多いと思います(ファイルが改ざんされたりとか、そう言うわかりやすい症状は出ないことが多いので)。
 感染を防ぐには、まず圧縮ファイル(zipやlzh、rarなど)は疑ってください。1つ1つウイルスチェックをかけても良いくらいです。最近のウイルスの傾向としては、これら圧縮ファイルに入っているウイルスは、決して最新型が入っているわけでは無い、と言うことです。ので、更新をしているウイルス対策ソフトが入っていれば、確実に検出できます。
 もしそれが面倒だと言うのであれば、「Lhaz」などの解凍ソフトにある「閲覧」というコマンドで圧縮ファイルの中をチェックして、「.exe」とついているファイルがあれば、解凍する前に削除するようにしてください。そうすれば、解凍してウイルスのプログラムが実行されることを防げます。
 …ただ、これは「たぶん」です(^-^; 僕のPCは今のところ、特に不具合も無く、情報が漏れている形跡も無いわけですが、しっかり確認したわけでは無いですし、このPCは仕事などをするためには使ってませんので、漏れても大したことになっていないだけかもしれません(^-^;