民主議員が香典を渡した暴力団組長の葬儀について

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070707-00000106-jij-pol
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070707-00000006-mai-pol

 香典を渡した大串議員は、民主佐賀県連代表を辞任したそうです。今後は議員辞職なども求められていきそうです。民主は脇が甘い…と言われそうですが、支持者の女性から乞われて行ったらしいのです。乞われても軽率な行為だとは思いますが、地元の支持者に逆らえない、国会議員の立場の弱さも浮き彫りになったように思います。支持者がそういうことを求めること自体が間違っているのですが、支持者>議員の関係が出来てしまえば、議員は単に、地元の支持者の要求を国に伝えるだけの存在になりかねません。それが自民党族議員とか言う人たちですからね。それを民主党の議員もやってしまえば、結局はまた自民党が出来たみたいなことになるわけですし…。もう少し考えて欲しかったです。
 ただ、実はこの組長の通夜に、自民党佐賀県議も複数参加していたそうです。こちらは国会議員ではありませんが、県議でも同じことが言えるでしょう。折りしも、長崎市長暴力団の理不尽な暴力によって倒れた直後なのですから。
 暴力団は、対策法が出来てからも、無くなるどころか、裏社会で確実に影響力を増しているようにさえ思いますし、モラルの低下や秩序が守れないケースが増えている気がします。そんなところと政治家が繋がっていては、市民はいったい何を信じろと言うのでしょう? お願いしますよ、と言うことのくらいしか言えません。