いたる派とNa-Ga派、貴方はどっち?!

 あなたはどっち?!
 リトルバスターズ!で、ついにデビューした「Keyの秘蔵っ子」Na-Ga氏ですが、世間的な評価はどうなんでしょうか?
 元々Na-Ga氏は「高校生グラフィッカー」として注目された存在とかで(よく知らないのですが)、Keyスタッフとしては古参の部類に入ります。説明書とか設定資料集みたいなものの中には、氏が描いたイラストが載っていることもあり、僕もそうですが、「鍵にはもう一人、絵の上手い人がいる」ってのは、鍵っ子の中では知られた存在だったように思います。そんなNa-Ga氏がようやくリトバスで、メイン原画家としてデビューしたわけですから、待ちに待った!という感じでもあります。
 Na-Ga氏の絵は…どうでしょうか? 個人的には、販促物などの絵を見る限りは、やや奥深さが足りなかったり、個性が無かったり、やや表情が硬かったりもしたように思いました。…が、いざCGにすると、難しい構図も描けるし、何より「動きのある絵」が凄く上手かった! 今までのKeyでは感じることが出来ない、躍動感みたいなものを、絵とシナリオを通じて感じることができました。まあ今までのKey作品に、そもそも動きのあるシーンが少なかっただけではありますけど。
 
 樋上いたる氏の絵…ですが、どうでしょう? 結構評価は真っ二つに分かれそうな気がするんですが。
 鍵っ子の中には、かなりのいたる絵信奉者がいて、「ライター云々じゃなく、いたる様あってのKeyなんだぜ?」って言う人もいたり。いたる氏批判もタブー視されることもあるのかもしれません。
 客観的に見て、いたる絵ってどうですか? 批判を恐れずに書くと、服のセンスは無いわ、安定感は無いわ、描ける構図に限界があるわで、原画家としてはどうかと思います。
 ただ、原画家として最も重要な要素をいたる氏は持っているんですよね。それは「(絵を)見たら、その人の絵だとひと目でわかる」という点です。絵の個性ってのは最重要で、それがブランドを象徴するわけですからね。いたる氏の絵には、Keyを象徴すると言う意味での個性が際立っているわけです。むしろ、これから麻枝さんがライターを引退し、いたる氏の絵も無くなるのであれば…もうKeyがKeyと名乗る意味すらなくなってくるわけで。その意味でも、いたる氏が絵を描き続ける意味は、Keyにとっては大きいかと思います。

 実力で言えば、あるいはライターさんが思い通りの絵を描かせたいのであれば、おそらくNa-Gaさんのほうが原画家としては良いと思うんです。が、いたる氏だけが持ちえるスキルもありますから。
 その辺を、ユーザーさんたちはどう思っているのかがわからないんですよね。Na-Ga絵で激ハマリした人、あるいはやはりいたる絵で無いと、って思った人。客観的に比較した人…など。
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