しゃあ版CLANNADの存在意義とは?

 先日、鍵っ子としても認知度の高いみさき樹里さんの描くCLANNADコミック版が完結し単行本が出ましたが(すいません。途中までしか見れてません…)、それを追っかけるように始まった、しゃあさんのマンガCLANNAD。みさきさんのはかなり原作に沿った感じで、原作者である麻枝さんが描きたかったことをより鮮明に描いている感があったので、どちらかといえばもの凄く原作ファン向けの作りになっていたかと思います。途中では結構批判めいたことも書かれてましたけどね。ただ、あのCLANNADコミックがあるのに、また新たにCLANNAD始めるの?という感じが、しゃあさん版のCLANNADコミックにはあるのかと思います。ちょうど2巻買って読んだんで、しゃあ版CLANNADの存在意義について語ってみますね。

 エロCLANNAD
 
 以上。
 …冗談ではなく本気ですが、限りなくCLANNADでエロい方向を妄想したらこうなった、みたいな感じですよねw でも、話としては原作に忠実です。脱線も一部ですし。ただ、ギャグパートと取れる部分がエロいんですよね。女性目線のCLANNADみさき樹里版だとしたら、こちらは確実に男性目線でのCLANNADでしょうね。
 みさきさんのは確実に、麻枝さんら原作スタッフの目を気にしながら描いた感があったんですが、こちらは割と自由にやってる感があります。作中にいきなり4コマパートがあったり、タイトルが某ドラマをパクったものになっていたりとかで、とても原作を純粋になぞる気は無いんでしょうね。個人的な感想としては、CLANNADというシナリオや世界観という縛りの中で、出来ることをエロだったり笑いだったりの可能性を追求している感じです。
 だから、よりライトなCLANNADファンとか、幻想世界なんてツマンネ、というようなアニメからのファンなんかは、このしゃあ版CLANNADに期待して良いんじゃないかと思うんですが。どういう構成でどこまで続けるかにもよりますけどね。とにかく読みやすいのですよ。割と厳しい展開や描写も入っていて痛々しい場面も多いんですが、それでも次を読みたくなるんですよ。みさきさんのは、どうしてもその厳しい展開が際立ってしまうと言うか、CLANNADで辛かった場面を強調して描いていたんで、どうしても読み進めるのが辛くなったんです。まあしゃあさんのも、AFTERに入る頃には辛くなるのかもしれませんけども、その辺のアレンジも何処か上手くやってくれるんじゃないか?って期待もしてます。