SINGER SONGER 「ばらいろポップ」レビュー&感想

 今2回目聴いています。
 しかし…どうでしょうか? >聴いてみた方。
 Coccoファンの方と、そうではない方の両方に聞いて見たいですね。


 さて、僕の感想は以下に。


 1回目では、「あれ?あれ?」と思っているうちに、初花凛々が流れていて…。正直、インパクトに欠ける感じがしますし、昔のCoccoらしい歌もあまり無かったかなあ、と。
 英詩の歌は以前と変わりなく聴こえましたし、8曲目の「オアシス」とかは、ちょっと昔のCoccoっぽい歌かなあとも思いましたが、何か物足りなかったです。全10曲で40分ちょいっていう、根本的なボリュームの無さも原因でしょうが。
 一番良かった歌が、唯一のシングル曲ってのはちょっと…。
 何と言うか、まあ元々、昔のCoccoらしい曲はほとんど無いんだろうなあ、と思ってましたし、どういうベクトルでアレンジが加えられるんだろう?という、期待と不安を持って待ってました。どうも好きな方向ではないですし、これなら今後聞きつづける価値は…?です。
 何が一番ダメかと言えば、元々のコンセプトですね。「ポップに」(明るく?)と言うものです。が、やはりCoccoは暗い歌を歌ってナンボかもしれませんね。詞も「色々あったけど、まあ気楽に行きましょう!」みたいなノリのが多かった気が…(違う?)。
 アレンジでダメなのは、4曲目の「雨降り星」ですね。Coccoの歌声が全然生かせてないというか、生かそうとしていない。バックの音楽が、歌声と被っていて最悪です。コーラスも雑音にしか聴こえません。
 逆に昔のCoccoっぽいのが5曲目の「Home」ですかね。英語の歌ですが、ちょっと安心させられるような歌でしたね。
 全体的に見ると、Coccoの歌声や世界を生かしきれていない気が凄くしました。どうもアレンジャー(編曲者とかバックバンドとか)の守備範囲外だったように思います。
 もう1つは、やっぱり僕は、チームCoccoの編曲やバックバンドがめちゃくちゃ合っていた=変わること自体がもの凄くマイナスだった、と言うことなんでしょう。だって、
「このアルバムを聴いて、オキナワの海や空のイメージが、頭の中に広がらない」
ですから。

 かなりガッカリだったかもしれません。
 もう少し詞を見ながら聴くと変わるのかもしれませんが、奥深さがあまり感じられなかったので…。