さくらむすび 考察1

 レビューを書こうかと思ったんですが、先に考察やら解説やらを書いておこうと思います。
 まずは、このゲームの設定から。

 「さくらむすび」の原作になった、3人の愛憎劇?ですが、まずは3人の背景から解説します。

  • 桐山亮一…主人公の実の父で、秋野楓は既に許婚だった。それにも関わらず、金山世津子を愛し、抱いてしまった。子まで作ってしまった。後に事故で他界。
  • 金山世津子…主人公の実の母。進級が、事情で2つほど遅れていた? 大人びた美しい容姿と、無邪気な心を持っていた? 自殺で他界。
  • 秋野楓…紅葉の父の妹。亮一に依存していた? 子が産めない身体だった。事故で他界。

 この3人の話が劇になるわけですが、非常に亮一が悪く書かれているのがわかると思います。ただ、背景を考えると、必ずしもそうとは言えなくなるんです。

 では、なぜ亮一と世津子は完全に結ばれなかった(途中で離れた)のでしょうか?
 亮一は「さくらむすび」を持っていて、世津子は持っていなかった、と言う描写からは、亮一は卒業して、世津子は卒業できなかった、と言うことが読み取れます。それは、2年ほど進級が遅れていたことに起因するのか、あるいは別の原因があったのかはよくわかりません。ただ、世津子との間に出来た子(主人公?)を、亮一が連れ去る、と言うことが描かれていることを考えると、世津子は桜丘に在学中に、妊娠・出産したのでは無いかと考えられます。よって、これらを鑑みると、到底同じスピードで卒業は出来なかった、とも考えられるわけです。

 あと、亮一と世津子は「身分違いの恋」みたいなことも描かれていますが、これはどういうことでしょう? これについては、恐らくはですが、可憐シナリオであった「見えない壁」「化け物」と同じことだと思っています。


…ちょっと限界が来たので、また明日以降に書きますm(_ _)m