木下あいりちゃん事件、ヤギ被告に無期懲役判決!

 ぶっちゃけて言えば、妥当な判決なんですけどね。
 今までの判例から、1人の殺人の場合、過去にも殺人を犯していることが最低条件だったわけで、この線引きがどうか?ということも含めて行われた裁判だっただけに、判例を踏襲した判決には、ちょっと失望しました。この事件は、頻発していた子どもに対する他の殺人事件への影響もあっただけに、この判決では、社会への抑止力が働かないのでは?と心配したくなってしまいます。わいせつ行為をした上で殺害しても、いずれ社会に戻ってこられる…。そんな誤った理解を与えることにもなりかねませんし…。
 気になるのは、奈良の小林薫被告がどうなるか?ですね。彼の場合は、確か強制わいせつの前科があったはずですが、前科としてはめちゃくちゃ重い、と言うわけではありません。ヤギ被告と極めて似た状況であると思ってます。死刑には…このまま行くとならない可能性が高いですね。
 で、今日のニュースを観てムカついたのが、どこかのTV局(日テレ?)の6時台のニュースだったんですが、解説員の男がヤギ被告の無期判決について「たった一人の殺人ですからねえ」とぬかしたことです。あれは…まあ意味はわかるんですが、あまりにも配慮を欠いた発言だったので、憤りよりも呆れるほうが大きかったですね…。