コミケへどうやって行くか?〜ムーンライトながら編

 第2弾です。コミケに欠かせない交通手段である「ムーンライトながら」利用編と参りましょう。
 この「ムーンライトながら」は、JR東海が運行する、岐阜の大垣〜東京を夜行で結ぶ快速列車です。全車指定席となっていて、指定を取らなければなりません。指定席発売の1ヶ月前の早朝にみどりの窓口に申し込まなければ、ほぼ指定を取るのは不可能と言うくらいの競争率です。
 ただこれは以前の話。今はどうかわかりません。それは、ダイヤ改正(改悪)があったためです。
 以前の「ながら」は、東京着は4時50分くらいとかなり早い時間でした。そのため、東京ビッグサイトへ向かうため京葉線に乗り換えるわけですが、始発の発車時間に間に合う状態でした。が、新ダイヤでは東京着が5時過ぎになってしまったため、京葉線の始発どころか、2番目の列車の発車時間にも間に合わない計算になってしまい、新木場から出ている「りんかい線」の始発には間に合いません。つまり、関西や東海にいながら、首都圏とスタートダッシュは同じ、と言う有利な条件では無くなってしまいました。
 また、下りの便もやや使いにくくなりました。確か、以前は大船あたりで日付変更線を越えていたように思うのですが、今は小田原です。つまり、青春18きっぷを使う場合、ケチるために大船までの乗車券を買えば良かったのが、小田原まで買わないといけなくなった、と言うことです。青春18きっぷは1日単位なので。
 ただし、それらを差し置いても、依然使い勝手の良い交通手段ではあります。特に東海地区からだと、行きは日付が変わるまで普通乗車券で行けば、往復で18きっぷ2枚分(4600円)で行ける訳ですし、指定席券を含めても6000円弱で往復できます。関西からでも、18きっぷ3枚分+指定席券(8000円程度)ですから、激安高速バスとほぼ変わりません。高速バスに比べ、車内は広いわけですし、トイレに行きやすい。座席も広いですから、非常に快適だと思います。
 また、東京駅発着ですから、乗り換えとかも楽です。それに、大垣〜豊橋間なら停車駅も多いですし、滋賀〜神戸方面からも乗りやすいので、多くの人が使いやすい列車ともいえます。
 夏季や年末年始には、「臨時ながら」も出ていますので(今年は不明)、そちらも使えますよ。
 
 しかし、このダイヤ改悪は、コミケ利用者への嫌がらせ(コミケ利用者が買い占める⇒一般の乗客が乗れない⇒コミケ利用者が使いにくいようにダイヤを変えた…可能性もありますね)かもしれませんが、それくらい、コミケ利用者御用達の交通手段ではありましたよ。僕も本当は、高速バスよりも「ながら」に乗りたいところです…。