智代アフターXbox360版発売決定…で考えるVAのX360戦略って?

 大したニュースでもありませんけどね。今週の週刊ファミ通に載ってました。今週土曜のプロトタイプのファン感謝デーで発表されるはずだったタイトルのような気がしますが…。
 追加要素としては、どうやら声のついてなかったサブキャラにも声が付くとか。まあそのくらいでしょう。フミオさんの絵は確かにPS2PSPよりは次世代機のほうが綺麗に見えるのでしょうが、更に上位機種への移植って…そんなにファンの需要があると考えているんでしょうか…。
 X360版CLANNADは、移植の移植作としてはそれなりに売れたみたいですが、あれはアニメ化効果も相当にあったと思われます。VAは一定のX360でのギャルゲユーザーを作っておいて、そこにオリジナルタイトルを投入する下地でも作ってるんでしょうか? それとも、まるで自動制作のように、PS2PSP→X360というコピーの流れを作ってるだけなんでしょうか? ことKey作品のこれらの移植については、ほとんど追加要素も無い移植ばかりですから、そこに戦略的な意図や意味を見出しにくいですよね。VAとしても、コンシューマに移植してそこそこの売り上げを見込めるのは、Keyブランド以外にはそれほど多くも無いですから、これらの移植に際して労力を割けないKey作品で移植の移植を続けていても、もうユーザーは選別して全てを買うこともない気もするんですよね。
 ま、据え置き型の次世代ハードで言えば、一番ギャルゲユーザーが多いのはX360ですし、プロトタイプもWiiPS3には手を出そうとはしてませんから、X360での足がかりを作りたいようには思うのですが…。PSPでも出来ますし、よほど朋也の声アリが気に入って、かつ大画面+高画質でプレイしたい!って人の需要だけで商売になるのかなあ、とか思ってしまいました。