ゆゆ式のドアの演出が細かく面白い
今期注目していた中でも一番期待していた「ゆゆ式」が面白いです。原作はアニメが始まる前に試し読みしたくらいだったんですがそれが面白かったのと、放送前にPV(OPアニメのやつ)を観て「きたあああ」となったのですが、本編が始まっても相変わらず素晴らしい内容とテンポで毎週5回くらい見返しています。
さてそんなゆゆ式の、特に3話でのドアの演出が細かったのに気づいたので記事にしようと思います。
まずはゆずこが唯の家にゴーグルとかつけて入って、スベって出直すところのシーンです。
ゆずこがドアを開けて入った後、後ろ手でドアを押さえているのがわかると思います。大体の玄関のドアは反動式というか開いたままにならず勝手に閉まるようになっていると思います。それをゆずこの右手で表現しているのでしょう。一瞬なので細かいです。
ちゃんとゆずこがレバーを使ってドアを閉めるところまで描かれています。いくら反動で閉まるようになっているとはいえ、そのままだとバタンと大きな音が鳴ることでしょう。まあ意気消沈してるゆずこだからしおらしくしたのかもしれませんが、案外常識のあるところもありますのでこうしているのだと考えると細かいなあと思うわけです。
対照的なのか唯の部屋のドアを閉める時です。部屋のドアって風とかが無い限りは反動がつかないようになってることが多いと思いますが、逆に言えば軽いわけで、後ろ手で軽く閉める様子が描かれています。
もしかすると、唯の部屋に遊びに行くことが多くドアの特性も掴んでいることから、唯の部屋のドアはこのくらい軽くでも閉まることを知っている……のかとか考えましたがそれはやや考え過ぎでしょうか。ただ、玄関と部屋のドアの重さの違いをこの2シーンでは描き分けているとは思います。
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ドアの演出については、限りなくキャラクターの主に顔のデザインが平面的であり、またそんなキャラが浮かないように背景も割とぼやかしたり細かく描きすぎないようにしていて極めて2次元的な描き方になっていると思いますが、ドアのところで奥行きを表現していることで、平面のようで立体的な絵としても見せているように思います。ドアだけではなく飛んだりした時に見えるへそやお腹とめくれ上がる制服とかもそうですよね。奥行きを付ける表現がとても効いていると思います。
ゆゆ式アニメは結構な丁寧さと細かさで描かれていると思いますので、そんなシーンを探しながら観ても面白いのではないかと思ってます。
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