魔法少女まどか☆マギカの「魔女」とうめキャラのデザインのギャップに観る狙いとは?

 まどか☆マギカは2話まで来ましたね。相変わらず、核心については触れているような触れていないような、キュゥべえは本当のことを言ってるのか嘘ついてるのか、など色々とわからないことだらけです。
 さて今回は、深い内容では無いのですが、気になった点を一応あげておきます。
 表題の件ですが、つまりは「キャラデザ(原案)」のどこまでを蒼樹うめ先生がやってるのか、って話でもあります。クレジットではあくまで「原案」ではあるんですが、登場人物はすべてうめ先生の絵柄になっている(魔女にやられて屋上から落ちた女性の正気をなくしてる時の顔は何か違いましたが)ので、うめ先生の絵柄じゃないキャラは登場しにくいんじゃないかと思っています。
 そこで……魔女の絵柄が出てきます。実体というか親玉は何か人間的なデザインかとも思っていたんですが、全く違っていて、あの奇妙な世界観そのままの幾何学的な感じでしたよね。人でもないしケモノのような感じでもないし、ただひたすら気持ち悪い感じで描かれていたように思いました。
 これは、悪役的なキャラクターはうめ先生の絵では迫力というか、悪役に見えないからああしたのか、あるいはもっと深い設定や意図があってこうなっているのかどっちなのかな? と少し考えてしまいました。もし前者だとしたらこれ以降の文章は無効になりますが、後者の理由だと思って書いておきます。
 深い設定……なのかどうかわかりませんが、まどマギ1話だけを観た時点での記事で「蒼樹うめのキャラデザそのものが日常を演出している」とか書きましたが、そこから少し発展させて、「蒼樹うめキャラ=正常な人間」という意図なのかな、と。これは、魔女が実は魔法少女の成れの果て、という説から思いついたのですが、うめ先生の絵のキャラは正常だけど、何らかの形で魔女になってしまうとそれこそ人でなくなる、という示唆なのか? と考えてみました。
 もし魔法少女と魔女に関連性があるとしたら、「魔法少女ではない一般人→魔法少女→魔女」とという順番も成立してしまい、先日の記事で書いた「魔法少女は穢れ」というものも当てはまってくるんじゃないかと思います。
 ラスボスもああいう得体のしれないバケモノなのかどうかわかりませんが、そうなると「元はうめキャラだった誰か」の可能性も出てくるんじゃないかと思ってます。人で無くなった誰か(あるいはその集合体?)が。その境目を強調するために、うめキャラと魔女のデザインを大きく変えた奇抜なものにしているのかなとも考えられますよね。
 と考えると、魔女のデザインが極端なのも納得出来るんじゃないかと思います。そうなると、ラスボスは魔女になってしまったマミさん……とか考えてしまいました。

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