たまこまーけっとにおけるキルミーベイベー（11話）的なシーンや描写

　たまこまーけっとはそれなりに楽しんでいます。あまり聖地を生かせているとは思えないのですが、そこは重要視してないのだろうとはそれなりに割り切って観ています。
　さて1話から既に気になっていたんですが、たまこまーけっとにふとキルミーベイベーで観たことのあるシチュエーションや演出がある場面が出てきてます。1つや2つなら偶然で良かったのですが、たまこま6話までの現時点では4つ、しかもキルミーの11話で出てきたような場面がありました。
　ちなみに、キルミーとたまこまは製作にTBSとポニーキャニオンとか音楽制作がポニーキャニオンだとか、キルミー主題歌やキャラソンを作ったEXPOがたまこまでもエンディングを作っていたりだとかという共通点が既にありますが、それ以外にも絵的に似たところがありましたので、以下に載せていきたいと思います。

　まず気になったのが1話で鳥ことデラがもちを喉に詰まらせた描写を入れたことです。たまこまーけっとは餅屋の設定なのに何でもちのブラックな面をわざわざ描くようなことをしてしまったのかと思いました。

　そして思い出したのがキルミーベイベー11話のもちを喉に詰まらせる話でした。キルミーのもちは人を殺せる食べ物という見方ではありましたが、たまこまはそういう話ではないわけでどうしてああいう描写を入れたのか、その理由をキルミーのフォロワーだからだと冗談半分に観ていました。もちを喉に詰まらせる描写はギャグアニメにはありそうなシチュですからね。

　たまこまーけっとのエンディングで掃除用具入れに入ってるカットが2カットあります。

　そしてキルミー11話のオチが、やすなの夢に出てきた魔法少女ネタで冗談半分で魔法をかけてみたらソーニャちゃんがあぎりさんと入れ替わって何故か教室内の掃除用具入れに入っていたというネタでした。絵的に近いってだけですが、ただ女子高生が掃除用具入れに入ってるというシチュエーションがそんなに一般的だとは思えません。ざわ……となりました。1話観てて2箇所もあったんですからね。ただまだ記事にするには早い、と思いました。

　3話で出てきた銭湯シーンです。仲良くなりたいからとたまこがやや強引に史織さんを行きつけの銭湯に連れて行くという話でした。

　もちろんキルミー11話でも銭湯に入っています。たこ揚げで川にハマってソーニャも川に落ちて仕方なく……という感じでしたが、1話くらいの段階では考えられなかったシチュが回を重ねることで仲が深まり、裸の付き合いが出来るようになったということでもあるのだろうと思います。

　そして6話で出てきたのがにんにくネックレスですよ。オカルト的な現象に対してのにんにくネックレスで定番といえば定番ではありますが、そんなに頻繁に出てくるものでもないでしょう。

　キルミー11話のゾンビーベイベーでも出てきてるんですよね。しかも同じく主人公がつけているという……。
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　ただ単に似た絵がある、というだけならまだしも、シチュエーション的にも若干似ているんですよね。もちを喉に詰めるところは、初もちだったデラとソーニャでは明暗が分かれた感じですが、銭湯のところは自分のフィールドに仲良くなりたい相手を連れてきて裸の付き合いをして親睦を深めるという意味では近いものがありますし、にんにくネックレスもゾンビ相手かオカルト現象全般かの違いはあれどそういうものに対して吸血鬼相手で用いられるにんにくネックレスをわざわざ持ち出しているという共通点があるわけです。
　もちろんいずれも、キルミーベイベーでもオリジナルというわけではなく定番ネタが多いので、それぞれがたまたまとも言えるとは思います。ただ、これら4つのシーンやシチュが全て内包されているアニメってそうそう無いと思うんですよね。しかもこれらは全てキルミーベイベーでも11話の中にあった要素でもあります。もしかしたら11話以外のシーンからもたまこまーけっとで似たシーンとかがあるのかもしれないし、特に無いのかもしれません。ただキルミー11話でやってたことがこれだけ明示的に描かれているということは、たまこまーけっとにはキルミーベイベー11話のフォロワーがいるのではないかと思ってしまいます。

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　これだけの点ではまだ足りないとか都合良く抜き出してきただけじゃないかとか思われる方はいると思います。が、まあにんにくネックレスを出してきたあたりでもはやアピールしているのではないかとすら思うのですがどうでしょうか。
　ちなみに、もし本当に意識しているのだとしても一体どういう意図があるのかについては想像の世界なのでよくわかりません。割とギャグアニメ的な描写が多いのでそういう点からなのかな……とも思いましたが確証を取ることはまず不可能なので止めておくことにしたいと思います。