リトルバスターズ!考察〜棗恭介はやはり重度のシスコン

http://d.hatena.ne.jp/rikio0505/20080127/1201361963
 前回記事を描いてから考えていたんですが、やはり恭介は重度のシスコンじゃないかと言う結論に達しましたw
 そもそも、リトルバスターズ!と言う集団を結成したキッカケって何だったんでしょうか? 理樹を誘い入れる以前から、リトルバスターズそのものは結成されていたように思います。謙吾や真人を引き入れるときにも、既にそう名乗っていたのか、あるいは恭介の心の中に、既にそういうグループを作ろうと言う意思があったのか?
 そもそも、どうしてメンバー集めをしたのでしょうか? そりゃあ、真人や謙吾が特別変わってる+不幸な境遇だったってことはわかりますが、それだけでメンバーに引き入れたとは考えにくい。そうすると、やはり鈴が関わってくると思うんですが。
 Refrain編で恭介が、自らのミスで再び対人恐怖症に陥ってしまった鈴を、かなりの短期間で理樹が立ち直らせたことに驚いているシーンがありましたが、と言うことは、過去に同じような感じで鈴がトラウマを背負い、恭介が長い時間をかけて立ち直らせた、と言うことでしょう。
 そこで思いついたのが、元々のリトルバスターズです。恭介は、対人恐怖症に陥った鈴に、何とか居場所や気軽に話せる友達を作ってやりたかった。しかし、まともな思考回路の人間とは付き合えない…。あるいは、同じように孤独に感じてる人間同士が仲間になったらわいわいやれるんじゃないか? とか、そんな風に思えるんですよね。そもそも最初から、鈴のために居場所作りをしたんじゃないかと。そしてその居場所は、真人に謙吾、そして理樹を加えることで完成しました。
 ただし、修学旅行の場面で、逃げることすら出来ない鈴を見て(あるいは伝え知って)、そして波紋で女子メンバーを集めます。そして第二のリトルバスターズが旗揚げされるわけです。が、どうして女子メンバーを加えなければならなかったか? …それは、鈴を本当の意味で一人立ちさせたかったから、あるいは、元々のリトルバスターズのメンバーから離れてもやっていけるようにしたかったから、世界に引っ張り込んだのかなあ、とか思っています。つまり、鈴に対して自分たちだけでは出来ないことを、女子メンバーに託したんじゃないかなあって思います。
 特に小毬に対してはそうでしょう。おそらく恭介は、フラッシュバックになって何も出来なくなっていることを知っているんでしょう。その状態では鈴を導いてやれることはできませんから、虚構世界で何とか克服してもらい、鈴を導くことを託したのではないかと思っています。そういえば、小毬は兄を失ってますよね? 鈴も同じく、兄を失う運命にある…。それを恭介は知っていて、大切な(?)兄を失っても強く生きられることも、鈴に教えてやって欲しかった…のかなあ、とか。
 佐々美も、全くもって鈴のために存在するキャラですからね。架空のキャラ(僕は死んでしまった黒猫の化身か何かだと思ってますが)としても恭介が操ってるキャラとしても、すべて鈴のために存在しているとしか思えません。謙吾好きな設定すら、個人的には「鈴に近づくための口実」にしか思えませんし。
 つまり、恭介がやったこと、特にリトルバスターズのメンバーに入れた(虚構世界に引き入れた)ことすべてが、鈴を助けたい、あるいは、鈴一人になっても元気に生きて行って欲しい、という想いから出来たものじゃないかと思ってます。表面上は、理樹大好きだー!!ってなってますが、理樹も鈴を助けるために利用しただけかもしれませんし。
 
 まあ残念なことに、小毬の兄好きさはブラコンのレベルと言うか、LikeではなくLoveのレベルでしたが、鈴の恭介に対する想いはかなり低いですからね…。もっと兄(恭介)のことを想って欲しい!!とか想っていたかもしれませんww 重度のシスコンかどうかはわかりませんが、恭介は常に鈴のことしか考えていないって思うには十分な材料かと思います。