Lia「new moon」感想と、現在のLiaに見える限界？

　遅ればせですが、Liaのニューアルバムを買ってきました。
　まあ言える事は「麻枝さんの曲はイントロ段階ですぐに判るな！」ってことですかねｗ　曲調が暗めとか音程が高めとかってのはもちろんなんですが、Liaにこういう歌声を出させたり、こういう歌い方をさせたりっていうのが、すごく癖としてわかる感じですね。あとは、音符に歌詞（文字）を載せるリズムやテンポ的なものも。すごく癖が強いですね。僕のような麻枝信者はいいとして、やや鼻につく人もいるんじゃないかと思うくらいです。ただ、高音のきれいさを生かす曲になっていますし、作曲：麻枝准の曲はLiaに合っているとは思うんですが。
　と言うのも、他の人が作曲した曲では、Liaのポテンシャルをあまり引き出せていないような気がするんですよ。他のアルバムを聴いていてもそうだったんですが、ある程度メジャーになってきた現在でも似たような状況とは…。個人的に、麻枝さんの曲でもLiaのポテンシャルを100%発揮させてはいないと思っているんで、彼女が更に高みに上るには、彼女のパフォーマンスを最大限引き出せるような曲を書ける人との出会いが必要なんじゃないかと思っているんです。が、どうやらいないみたいですね…。
　麻枝さんの曲でも良いんですが、まだ音の繋がりにぎこちなさが残る感じもありますし、ベストのタッグでは無いとも思うんですよね。だからこそ、もっと凄い人というか、もっと合う人と組めば…って思うんですよね。あれだけの高音の透き通る感じと、低音の声量とかあり、ライブでもパフォーマンスが下がるどころか上がるというボーカリストってそういないですから。もったいないです。
　
　そいや、麻枝准×Liaの歌って、Keyのゲームで使われた曲としては、AIRの「青空」、智代アフターの「Life is like a melody」、そしてリトバスEXの「Saya's Song」の3曲だけなんですよね。メインテーマとしたら、智アフくらいしかなかったり。結構クセが強いんで、ゲームとは合う場面が少ないのかもしれませんね。でも初めて「青空」を聴いた時には衝撃でしたけどねえ…。